ズートピア教育現場に変革の風 “感情教育”導入進む

12/2(火)10:57 配信

サバンナ・セントラルの小学校で、感情と共感をテーマにした新しい授業が始まり、注目を集めている。講師を務めるのは心理学者のドクター・ファズビー。丸い赤ぶちメガネと柔らかな口調で知られる彼女は、これまでズートピア警察署(ZPD)や病院などで動物たちの心のケアを行ってきた専門家だ。

今回の授業では、怒りや悲しみといった感情を「抑える」のではなく「理解し、伝える」ことを重視。実際のトラブル事例をもとに、児童たちが互いの気持ちを想像しながら解決策を話し合うワークショップ形式が採用されている。

「ズートピアでは種族も性格も異なる動物たちが共に暮らしています。だからこそ、“違いを怖れない心”を育てることが大切なんです」とファズビー博士。教育委員会によると、このプログラムは今後ツンドラ・タウンやサハラ・スクエアの学校にも拡大予定だという。

「知識だけでなく、優しさも学ぶ場所に」——そんな声が保護者からも上がっている。