人気の川底カフェ「ビロウ・デッキ」で6日午後、水圧調整装置の誤作動により、客3名が一時的に宙へ浮き上がる騒動があった。店内のセキュリティ映像には、アザラシの客たちが椅子ごとふわりと浮き上がり、周囲にいたエビ料理が舞う様子が記録されている。けが人はおらず、全員が無事に地上へ戻された。

現場を取材したところ、同店のオーナーは「新型の水圧循環システムを試験運転していた。まさか“水中ダイニング”が本当に浮くとは思わなかった」と苦笑い。常連客のひとりは「ちょっとしたスリルで、むしろ癖になりそう」と語った。

ズートピア市の安全管理局は、機器メーカーに対し点検報告を求める方針を発表。一方で、「この出来事が観光客の関心を集めている」として、マーシュ・マーケットの観光協会は早くも“浮遊ランチ体験ツアー”の企画を検討中だという。
予期せぬアクシデントが、思わぬ“新名物”を生むかもしれない。